映像資料
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- DAN映像資料番号
- V00200
- 収録⽇
- 1997年
作品概要
和栗由紀夫+好善社舞踏公演。
「あらゆるやわらかいものは、やがて硬いものの支配下におかれるだろう」と師・土方巽は言っていた。「硬いもの」とは一体何を指しているのだろう。
鉄の硬さか、風に耐えている丸太の皮の硬さか、はたまた精神の硬度そのものを指しているのか?「ヨーロッパの踊りは結晶、ダイヤモンドです。その皮をこうむいてね、朝顔ですよ、舞踏は」とも言っていた。私はこの作品を「舞踏とは何か」「日本人の肉体とは何か」を探ってゆくものにしたいと思う。結果は一切、ご覧いただいてからのことである。(和栗由紀夫)
高度にデジタル化、情報化した社会にあってダンスにおいてもまた身体の無名化、記号化、単位化ということが大きな課題となってきていますが、舞踏には、あくまでも単位、記号に還元しきれない身体そのものの豊かさや存在に関わろうとするベクトルがあります。そういった姿勢を基本に「エローラ~石の夢」では「花」「エロス」「結晶」をテーマにシャープで硬質な舞踏を展開、肉体のもつロマンティズム、エロティシズムを描きます。2部構成の作品となっており、前半で豊穣のエロティシズムを、後半で禁欲のロマンティズムが踊られます。また、音楽はバイオリン、ビオラ、クラシックギターの生演奏で、美術にはオーストリア人の女流作家を起用し、抽象度の高い、洗練された舞台をお届けします。
ACT1/エローラ EROLA
scene1:クリスタ Christa / scene2:アラベスク Arabesque / scene3:レノア Lenore
ACT2/石の夢 DREAM OF STONES
scene4:廃墟 Ruins / scene5:水晶の牙 Crystal / scene6:石の夢 Dream of stone
基本情報
- 作品名
- エローラ~石の夢
- 上演団体 / 個人
- 和栗由紀夫+好善社
- 演出 / 振付
- 振付:和栗由紀夫
- 会場
- パークタワーホール
- 上演期間
- 1997年2月28日 - 1997年3月2日
- 出演者/スタッフ
-
舞踏:和栗由紀夫、川本裕子、堅田知里、池田ユリヤ、島田明日香、十亀脩之介、大橋可也、鈴木康弘、北野浩喜、中沢礼子
演奏:上谷直子、金原千恵子、村山達哉、津田治彦
美術:イローナ・ギュンター
照明:相川正明
舞台監督:北条孝
衣装:谷口佳織
写真:岩切等
宣伝デザイン:真舘嘉浩 - 主催等
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主催:パークタワーアートプログラム、和栗由紀夫+好善社
提供:東京ガス都市開発株式会社 - 分野
- 舞踏
関連画像
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