楼閣に翼Ⅳ 人間の水 

和栗由紀夫

映像資料

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楼閣に翼Ⅳ 人間の水 
DAN映像資料番号
V00191
収録⽇
1990年6月

作品概要

師 土方巽に捧ぐ、和栗由紀夫+好善社舞踏公演。

「今度、好善社では、楼閣に翼第四弾として、”人間の水”を上演致します。人間の内に流れる生命の起源に遡る旅です。その水は拡がり、凝縮し、動いています。私は、周りを流れる闇や光に出逢いながら、身体の中の、微妙に揺れる星あかりを頼りに、進んでいきます。そこにはどんな風が吹いているのでしょう。私の中の小さな星にも、水は眠っています、夢を見ながら。私達は、生まれた時から、自分を生かし、見守っているものを知っています。今はただ忘却の淵に置き忘れてしまっているのです。私を舞踏という水辺へ引き寄せ、命という力強い流れで、翻弄させた、土方先生は、天界から降りてきたパイロットだったのかもしれません。そして、また青い光を引きながら、昇っていったマレビトでした。私は、舞踏を御覧になる、人、人が、漕ぎ手となって、また船になって、あるときは離れ、引き寄せられて、どんな渦に巻き込まれて行くのか、楽しみであります。それには、私は、舳綱をしっかり引き締めねばなりません。先生の忘れられない言葉に、”自分自身に出逢う旅が、舞踏なのだよ”というのがあります。百人居れば百の旅がある。とても素晴らしいことです。
この公演は、私にとって、初めての土方巽追想公演になります。瀝青の水や、ペパーミントの水を用意してお待ちしています」(和栗由紀夫)

基本情報

作品名
楼閣に翼Ⅳ 人間の水 
上演団体 / 個人
和栗由紀夫+好善社
演出 / 振付
作:和栗由紀夫
会場
アトリエ・フォンテーヌ
上演期間
1990年6月23日 ‐ 1990年6月24日
出演者/スタッフ
出演者:和栗由紀夫、和知誠一郎、福島まゆみ、水根あずさ、中島貴子
舞台監督:西岡幸男 
舞台美術:城戸孝夫
照明:田中信行 
音響:曽我傑 相馬康明
音響効果:四本淑三 
衣装:上谷郁子
製作:宗方駿、村岡清子
主催等
企画制作:好善社
分野
舞踏

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