映像資料
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- DAN映像資料番号
- V00195
- 収録⽇
- 1995年2月
作品概要
私の身体の中を流れている無頼の血は、あるときは幾筋にも分かれ、また集まり瀧となって音もなく身体の芯部へと落ちている。しかし、じっと耳を澄ますと、かすかだが遠くで太鼓を打つような音が聞こえてくる。風に乗って聞こえてくる夜祭のお囃子か?あるいは、往来の昼日中、耳の奥で唸っている海鳴りか?いや、違う。もっと古い血の記憶だ。舞踏の古代史の中には「鬼」「まれびと」「龍蛇」などが出たり入ったりしているように思う。現代の私たちの身体の奥にも彼らは棲んでいるのだろうか。われわれの身体とは不思議で変な入れ物だ。記憶という川をさかのぼり瀧壺に沈みキラキラと光る一枚のウロコを手に入れる。それを合図に水龍と火龍の戦いの火ぶたが切って落とされるのだ。そういう修羅場こそ舞踏奴の独壇場である。男伊達、そこのけそこのけ奴が通る。美女の恋に翻弄された鳴神上人も瀧を登って龍となる。新しい祭のはじまりだ。
基本情報
- 作品名
- 沈める瀧~和太鼓・皮膜彫刻・光・舞踏のコラボレーション
- 上演団体 / 個人
- 和栗由紀夫+好善社
- 演出 / 振付
- 構成演出:和栗由紀夫、平沼仁一
- 会場
- P3 art and environment
- 上演期間
- 1995年2月24日 ‐ 1995年2月26日
- 出演者/スタッフ
-
舞踏:和栗由紀夫、川本裕子、岡啓輔、大橋可也、小林寛之、鈴木康弘、十亀修之介、池田ユリヤ、北野浩喜、田村彩、福島奈保美、鎌倉道彦、内山隆、橋本邦一、島田明日香
音楽:富田和明(和太鼓・三味線)、ヒダノ修一(和太鼓、鳴り物)
皮膜彫刻:吉江庄蔵
照明:松本直み
照明操作:竹内右也
衣装:谷口佳織
舞台監督:北条孝
制作:和栗ヨハナ、ART WILL
写真:岩切等
メイク:依田豊 - 主催等
- 和栗由紀夫+好善社
- 分野
- 舞踏
関連画像
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