作品一覧
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黄色い時間
1959年初演。9つの群舞作品で構成されている。「カテゴリー」と題された5つの場面は空間形成による抽象的な運動で表現し、他の4つは具象的なサブタイトル(愛情配置、特売場、平和利用、告別式)の題材から作品を構成している。1960年前後の社会不安が作品のモティフになり、平和への願望が強く表現されている。無音の8mm映像とオープンリールの音声が別々に残されている。映像の音声は、邦正美自身により創作され、上演に使用された音源を邦正美創作舞踊研究所の監修により無音映像にミックスしたもので、実際の公演とは異なっている。

- 上演団体 / 個人
- 邦正美創作舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 邦正美
- 会場
- 都市センターホール
- 上演年
- 1961
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関西TV ノックは無用
関西テレビで放映されていた公開トーク番組「ノックは無用」に白虎社が出演した。番組は横山ノックと上岡龍太郎が司会を務め、毎週土曜日に放送された。この収録で上岡に気に入られ、白虎社は他のTV番組にも呼ばれるようになり、テレビ、映画、ミュージックビデオなど活動の場をひろげた。80年代、白虎社はそのインパクトから舞踏グループとしてはメディアへの露出が多く、舞踏公演を見ない層にも知られた存在だった。

- 上演団体 / 個人
- 白虎社
- 演出 / 振付
- 大須賀勇
- 上演年
- 1984
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Foi Carmen Miranda -カルメン・ミランダ 大野一雄へのオマージュ
サンパウロを拠点に活動する現代演劇のリーディングカンパニー「テアトロ・マクナイマ」のダンスシアター。テアトロ・マクナイマ主宰のアントゥネス・フィーリョと大野一雄とは、1980年にナンシー国際演劇祭で互いの作品に感動して以来、生涯にわたり深い交流があった。この作品は「大野一雄へのオマージュ」として、20世紀ブラジルの最も著名な歌手で映画俳優のカルメン・ミランダを通して、大野一雄の芸術を照射する。少女のカルメン、若いカルメン、中年のカルメン、老いたカルメンを女性ダンサーたちがそれぞれ演じた。27日の千秋楽にはカーテンコールで車椅子の大野一雄が登場した。
ー大野一雄フェスティバル関連プログラム
- 上演団体 / 個人
- 大野一雄舞踏研究所
- 演出 / 振付
- アントゥネス・フィーリョ
- 会場
- BankART Studio NYK
- 上演年
- 2005
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カルミナ・ブラーナ、 エターナル・ナウ、アルマ・ベッラ
邦正美は1964年にカリフォルニア州立大学フラトン校の演劇学科准教授に就任、後に舞踊学科を創設し、学科長を務めた。邦の舞踊教育は全人的成長を促すことを主眼とし、学生達が「踊りの道具」となることなく、踊りを通して創造性を育むことを旨としていた。「カルミナ・ブラーナ」は1966年11月に邦が4場面を振付けたものの再演。「Eternal Now」は「カルミナ・ブラーナ」と共に66年11月に上演された作品「Dance No. 3-18-6」からの一景。「Alma Bella」は美しい魂の奥にだけ見出せる美とシンプルさを主題とした作品である。

- 上演団体 / 個人
- 邦正美創作舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 邦正美
- 会場
- 邦正美
- 上演年
- 1967
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身体の話 / 肉の言い訳
第4回OSAKA DANCE EXPERIENCE・DANCE BATTLE ~ダンス以前・ダンス以後~参加作品。
伊藤キム「身体の話」:
ひとつの身体から、様々な質感が次から次へと現われてえは消えていく、その変化の面白さ。機械的で硬質なもの、水のように滑らかな動き。空気のように漂う等々。伊藤キム独特のシャープで流れるような動きを存分に折り込んだ、即興性の強いソロ作品。
ヤザキタケシ「肉の言い訳」:
理性と本能、笑いと怒り、緊張と緩和、まじめと不まじめ、自己と非自己、芸術性と娯楽性。様々なバトルが繰り返される一個の肉の悲しくおかしい物語。
- 上演団体 / 個人
- TORII HALL
- 演出 / 振付
- 伊藤キム / ヤザキタケシ
- 会場
- TORII HALL
- 上演年
- 1998
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神居 ーカムイー 石を狩り空を知る
五井輝独舞公演。2008年5月に死去した五井の遺作。白い石をいくつもいくつも荷車に積み曳いてゆく姿が印象を残した。チラシには、「Don't cry boy- Last round」とある。

- 上演団体 / 個人
- 五井輝
- 演出 / 振付
- 五井輝
- 会場
- テルプシコール
- 上演年
- 2007
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噛む
厚木凡人ダンスリサイタル。ポストモダンダンス台頭のニューヨークから帰国後の第一作目で、全4章約1時間15分の作品。第一回批評家協会賞受賞。
公演プログラムには、次の文章が掲載されている。
豪華で荒涼たるショーウインドーのそばを押し流されていく生命/凍りついたショーウインドーのガラス
生命の精神部分は/水アカのように遊離し/脱出する
噛むということは/殺害行為/噛む/噛みつづける/噛みつづけている間 服を着ていすに腰かけ/ナプキンで口を拭く
- 上演団体 / 個人
- 厚木凡人
- 演出 / 振付
- 厚木凡人
- 会場
- 虎ノ門ホール
- 上演年
- 1969
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花粉革命
第 12 回日本ダンスフォーラム賞受賞。
2001年にシアタートラムで初演され、海外でも高い評価を得た舞踏家・笠井叡の独舞の代表作『花粉革命』。同作を、息子である笠井瑞丈の身体で再演した。上演の度に、演出・振付に手を加え、熟成されてきた作品を、次代の表現者に引き継ぐ試み。
参加フェスティバル:
2018年1月4日・5日 コンテンポラリー・ダンス・フェスティバル:日本と東アジア ジャパンソサエティ ニューヨーク
2020年3月 メルボルン公演
2022年 第4回HOTPOT東アジア•ダンスプラットフォーム
- 上演団体 / 個人
- 天使館
- 演出 / 振付
- 笠井叡
- 会場
- シアタートラム
- 上演年
- 2017
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彼女
第15回国際マイムフェスティバル(フランス・ペリグー)参加作品。音楽はマリア・カラスとバッハのアレンジのみで構成。
「肉体の絶対的なコントロール、その信じ難い力と同時に肉体の極限的な脆さをも示す」(フェスティバルアートディレクター ペーター・ビュ / 「フィガロ紙」1997/8/7)、「数光年分のステレオタイプを持つ女性像、それをすみずみまで探索する。誰もがそこに居合わせる。驚くべき方法で全身を変貌させながら心の状態を語る」(「デュ・テアートル」1997/秋号 NO.18)と評され、6か国25回巡演。
- 上演団体 / 個人
- 上杉満代
- 演出 / 振付
- 上杉貢代
- 会場
- パラス劇場(フランス)<br />
- 上演年
- 1997
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彼方への風 ー舞踏とパフォーマンス
舞踏の現場’98 in KYUSHU。HIJIKATA TATSUMI '98参加作品。
土方を通して土方の彼方へ。私を通して私の彼方へ。舞踏の現場、舞踏の現在はこの私の肉体の裡にある。ー原田伸雄 (公演フライヤーより)
ー元藤燁子はこれが九州初ステージ
ー関連イベント:1998年10月24日 舞踏の現場’98 第二企画 NON-STOP-BROWING(会場 警固公園)
- 上演団体 / 個人
- 舞踏靑龍會
- 演出 / 振付
- 原田伸雄
- 会場
- NTT夢天神ホール
- 上演年
- 1988
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かたしろ
近松祭in長門’94参加作品。
山口県長門市は、近松門左衛門生誕の地であるとの伝説が語り継がれ、「楽棧敷(がくさじき)」という野外劇場のある赤崎神社を有する。1994年に市制40周年を記念して、「近松祭in長門’94」を開催、ドナルド・キーンによる記念講演や地芝居公演、人形劇による「子供近松劇場」など様々なイベントが開催された。そのオープニングとして、滑川五郎構成・演出により「楽桟敷」の構造を使いきった公演が行われた。- 上演団体 / 個人
- 滑川五郎/ アウストロアーツアソシエーション
- 演出 / 振付
- 滑川五郎
- 会場
- 赤崎神社楽桟敷(山口県長門市)
- 上演年
- 1994
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風よ、何を運ぶ
本公演のタイトルは、「風よ何を運ぶ 私の肩には重すぎる荷物か〜」という詞章が掲げられていることによる。公演では、元藤燁子のソロと元藤の弟子の柳川圭子のソロが上演された、柳川は若年時にバレエを習得して、その後アスベスト館に入門、元藤に師事して舞踏を始めた。「アバカノヴィッチへの手紙」など元藤作品にも出演し、自らのソロ作品もあるが、本公演で初めて師の元藤と二人での舞台となった。
- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- 元藤燁子、柳川圭子
- 会場
- アスベスト館
- 上演年
- 2001
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風の景色-上海-
昭和58年度文化庁助成による現代舞踊公演にて上演。1980年代の折田は、台本・今野裕一、美術・前田哲彦、照明・沢田祐二等々をブレインに迎え、作品を展開していた。
風に色があるか否かは知らないが
うつろう風のなかには、確かにそれぞれの景色が棲んでいる。
風の景色を見た時から人は踊りを知る。
しあわせなことに景色を見たのが、少年の頃であれば、少年は
必ずダンサーになる。
だが不幸なことに、知らなければ何事もなく終わってしまったで
あろう人生のなかばで風の景色を知ってしまった人は哀しい。
- 上演団体 / 個人
- 石井みどり・折田克子舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 折田克子
- 会場
- 簡易保険ホール
- 上演年
- 1983
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<ダンスオーラルヒストリー> 芙二三枝子の「駈込」を語る
古い舞踊記録映像を見ながら、直接の関係者が体験を語るダンスオーラルヒストリー。本編の語り手である馬場ひかりは、幼少期から芙二三枝子に師事し、芙二三枝子舞踊団の海外ツアーにも参加、ニューヨークでの活動後、帰国してからは歌劇の振付等も手掛ける。2001年には芙二の代表作のひとつであるソロ作品「駈込」を芙二自身から振り移された。

- 上演団体 / 個人
- 特定非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想
- 上演年
- 2026
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駈込
苦悩し、自由への脱出を決行する女の行動をテーマに、その心情を踊り上げる芙二三枝子のソロ作品。1962年初演。テーマは駈込み寺である鎌倉の東慶寺にちなむ。遠藤琢朗のテキストを鶴澤燕三の作曲で現人間国宝の竹本住太夫(当時は竹本文字大夫)が語り、「古井戸、道、ひでり、雨、風、雪」という場面展開を踊った。本映像は1968年3月の芙二三枝子創作舞踊公演で上演された時のもの。映像が記録された磁気テープ(ハーフインチ)の劣化により、画質は悪い。

- 上演団体 / 個人
- 芙二三枝子舞踊団
- 演出 / 振付
- 芙二三枝子
- 会場
- 国立劇場 小劇場
- 上演年
- 1968
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輝かしき開拓者;よろこびの歌
<輝かしき開拓者> 一世の開拓者の日に焼けたたくましい体、鋭いまなざし、白い髭、これまで見たことがない人間の姿に出会ってまるで優れた芸術作品を目の当たりにしたようだと衝撃を受け、その労働者たちの美しい働く姿を活かした作品を創作した。
<よろこびの歌> 弓場農場へ到着した時の感動を小原明子がナレーションで語り、続けて「太陽が暑いから」「ヤマの仲間達」「よろこびの歌」とヤマ(弓場農場の通称)のテーマ曲(作詞作曲:矢崎正勝)を合唱する。「輝かしき開拓者」と同様、弓場農場の生活を表す作品で、数々の公演で演じられてきた。
「輝かしき開拓者」は1963年、「よろこびの歌」は1978年初演。2作品共に、弓場農場、日本公演、ブラジル全土で上演されてきた。ブラジル日本移民70周年を記念した1978年のユバ・バレエ団第一回日本公演(各地13カ所)のプログラムは、「輝かしき開拓者」で始まり、日本公演のために創作した「よろこびの歌」がフィナーレだった。本映像の「よろこびの歌」は2021年編集版である。
- 上演団体 / 個人
- ユババレエ団
- 演出 / 振付
- 小原明子
- 会場
- 弓場劇場(ブラジル)
- 上演年
- 2021
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鏡のテオーリア
元藤燁子が多田智満子の著作『鏡のテオーリア』を原作とする鏡の神話と伝説に、名古屋の鏡伝説を加えて構成した新作で、存在と無、時間と永遠の問題を身体で考察する舞踏作品となる。本作は、愛知芸術文化センター主催のイベントークPartⅥ「土方巽を幻視する」に参加の舞踏公演であった。主演の元藤燁子と共演のアスベスト館の舞踏手たちに大野慶人が加わり、さらに大野一雄の特別出演を得て、重奏の舞踏空間となった。

- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- 元藤燁子
- 会場
- 愛知県芸術劇場小ホール
- 上演年
- 1997
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嬶ァ烈伝
田に沈む数限りない歴史のあしあとを踏む砺波平野の風をめしませ、「嬶ァ烈伝」。
城端町細野の田んぼの上に造られた野外劇場で、田の神様の力を借り、カミさん(嬶ァ)の底力を踊る。
観客は開演2時間前の日の暮れる前から屋台や出し物も楽しんだ。
- 上演団体 / 個人
- 大豆鼓ファーム
- 演出 / 振付
- 星野裸身番
- 会場
- 城端町 野外特設田んぼ劇場(富山県)
- 上演年
- 2001
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帰ル
日本舞踊批評家協会賞受賞作品。
東日本大震災の年に行った公演「帰ㇽ」を作った動機は、震災原発の問題の後、世界不況も絡み合った閉塞感で人々が生きるという方向性を見失ってしまい崩壊へと向きかねないという危機感からです。舞踏家の使命として、舞台において、現在の世界に体を開き、誠実な一歩を歩む事により、お客様へ生きる事への共振をお伝えしたいと願ったのです。この世の命は全て祝福されている。帰ㇽ、命の肯定へ。死や崩壊すら再生への始まりです。
- 上演団体 / 個人
- Dance Medium 長岡ゆり
- 演出 / 振付
- 長岡ゆり
- 会場
- シアター・バビロンの流れのほとりにて
- 上演年
- 2011
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カイゴ・香異湖・KAIgo!
劇団態変・障害者ミュージカル。
生野に家がありながら、そこから遠く離れた病院、施設で育つことを余儀なくされ、地域から消された金満里。自立生活を始めいろいろなひとと出会う中で、もう一度生野と向き合う必要が自然な道として現れた。在日朝鮮のるつぼの中に障害者の爆弾を打ちこんだ先に何が生まれてくるのか。エキサイティングな気分と共に制作された作品。
- 上演団体 / 個人
- 劇団態変
- 演出 / 振付
- 金満里
- 会場
- 生野こどもの家
- 上演年
- 1988