作品一覧
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イサムノグチとVARIABLE LANDSCAPE
マーサ・グレアムの舞台美術も手がけていた彫刻家、イサム・ノグチの展覧会「Noguchi’s Imaginary Landscapes」会場での公演。展覧会が巡回する各地の美術館でも上演された。ノグチがパフォーマンスのために用意した「Variable Landscape」と名付けた場で、6人のダンサーが固定されていない木材等を身体表現により動かしたり空間を変えたりして演じる。紙のランプやタタミ、ショウジなど、日本の生活にある美を取り入れたイサムノグチの作品とのコラボレーション。
- 上演団体 / 個人
- Kei Takei’s Moving Earth
- 演出 / 振付
- ケイ・タケイ
- 会場
- Walker Art Center
- 上演年
- 1978
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家
少女の軽やかなスキップ。そのシンプルで颯爽とした動きに対して、時間をかけて、一枚ずつ洋服を重ねて着ていく行為を見せる。少女はどんどん着膨れして窮屈な大人になっていき、最後は褞袍(どてら)をまとう。その姿で一生懸命動こうとする滑稽な大人の世界を描きあげる。折田克子は「石井みどりの舞踊家のためのリトミック」というメソッドをいかし、あえて動きの基本のみで自由・不自由が伝わる作品に仕上げている。
「折田克子・一人だけの舞踊」にて上演。折田克子作品では、前田哲彦の美術・衣装が共に世界観を創り上げるが、本作でも前田は大きな役割を果たした。のちに折田克子が好んで使う「褞袍」(どてら)を、この作品で最初に使った。
- 上演団体 / 個人
- 石井みどり・折田克子舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 折田克子
- 会場
- ABCホール
- 上演年
- 1978
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unspelled [アンスペルド]
こぼれる言葉の順番
綴られる声、綴られない声、背骨、爪、影
壊れた部分と戸惑う身体の風景
綴りの間の空気を吸いながら
観察者、過去、私、綴り
言語や方向性の構成以前に、身体の風景と向き合うソロ・ダンス・パフォーマンス。存在の解体と再生、感情、セクシュアリティ、幾何学的な重みの領域。ゴミと肉体を振動させるコレア、リズミカルに積み重なる記憶の埃。
沈黙の瞬間を切り取る。
2009年、ニューヨーク舞踏フェスティバルにて初演。
他にもローマ舞踏フェスティバル、バルセロナ舞踏フェスティバル、NyamaNyamaアートフェスティバル(ブルキナファソ)などで上演を重ねている。
使用音楽: コレーン, サラ・ピーブルズ、スヴィーネミュンダー・ブリッジ、ジョン・ケージ![unspelled [アンスペルド]](https://video.dance-archive.net/jp/wp-content/uploads/2025/01/P005252_14206.jpg)
- 上演団体 / 個人
- カセキユウコ
- 演出 / 振付
- カセキユウコ
- 会場
- ドック11
- 上演年
- 2012
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暗黒の翼
舞踏ダンサー・山田一平(ビショップ山田)がキーウに滞在し、ウクライナ国立キーウ・シェフチェンコ劇場バレエ団のバレエダンサーを振付けた作品。バレエしか知らなかったダンサー達が舞踏に出会う。
当時ウクライナの国民的スターだったアンナ・クシニリューワ等が出演し、同年8月には東京芸術劇場で同作をリメイクした「オデットに夜の扉を」がほぼ同じキャストで上演された。
- 上演団体 / 個人
- 北方舞踏派
- 演出 / 振付
- 山田一平
- 会場
- ウクライナ国立歌劇場(タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立歌劇場)(キーウ)
- 上演年
- 1998
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暗黒から光へ
昭和54年度文化庁芸術祭参加作品。その振付に対し昭和54年度文化庁芸術祭優秀賞。
「死の舞踏には二種類ある。Danses des MortsとDanses Macabresである。前者は宗教的観念に根ざし、後者は生き延びた人が死を茶化す要素もあるものだ。
ローマのカタコンベだけでなく世界中にある「死の愛好文化」の遺産。
そしてどの時代も、多産が疾病、飢饉、戦争による大量死と対抗したのだろう。
私が「死の舞踏」を数年来あたためていたのは、身近にバタバタと愛する者の死があったことに端を発している。
死によって初めて生が価値づけられ、そして芸能は痛みを見極めることだと思い始めた。
私の舞踊は最近、神や絶対者のための芸術であるより、儚い生を生きる人間や弱さのための芸能でありたいと考える。」(若松美黄ープログラムから一部書き直し抜粋)
- 上演団体 / 個人
- 若松美黄・津田郁子自由ダンス
- 演出 / 振付
- 若松美黄、津田郁子
- 会場
- 読売ホール
- 上演年
- 1979
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あわひ
岩名雅記独舞。1988年、早稲田奉仕園で初演。ダンスシリーズ「装束は水」の一作。パリ、エジンバラでも上演された。作中では鏡と蛍光管が用いられる。初演案内状には、「私の踊りの中に少しづつ芽生えてきた自己(性)愛の蒼い魚を、足関節と唇の距離のいたぶりといつくしみの綾取りとして、或いは触れる、触れられるという触感覚のイレウス(腸管閉塞)として、私という肉体の湖の中で渉猟(ハント)してみたい」とある。
- 上演団体 / 個人
- スタジオ200
- 演出 / 振付
- 岩名雅記
- 会場
- スタジオ200
- 上演年
- 1989
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Alteration of Alterations
アバカノヴィッチの母国ポーランドでの「アバカノヴィッチへの手紙」の公演。本作はアバカノヴィッチと元藤燁子との共同演出の作品として発表されてきたが、ついにポーランドに招かれての上演となった。ワルシャワで開催のアバカノヴィッチ展のオープニングに合わせての野外公演で、男性舞踏手の群舞と元藤のソロのダンスに、斎藤徹のベースと2本の箏(17弦)が加わり、悲惨な歴史の地ポーランドでの鎮魂の舞踏となった。

- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- 元藤燁子、マグダレーナ・アバカノヴィッチ
- 会場
- アグリコラ・パーク(ワルシャワ)
- 上演年
- 1995
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アリス・的
イギリス児童文学の傑作、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」に触発され、構想された作品。白兎に導かれ、白い闇の中、眠りの中の非連続のシュールな世界が繰り広げられる。アジアのアリスを求めて驚きと可笑しさばかりのノンセンスワールド。

- 上演団体 / 個人
- 舞踏舎天鷄
- 演出 / 振付
- 鳥居えびす
- 会場
- 麻布 die pratze
- 上演年
- 2007
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アラハバキ(日暮里公演)
アラハバキとは、主に東北地方から関東地方で信仰されてきた謎多き神。「荒覇吐」「荒脛巾」など様々に表記され、足の神、製鉄の神、蛇神等、諸説ある。滑川五郎は「アラハバキ」を弘前では野外で、「洞窟篇」を1998年に大谷資料館で上演している。踊りの発祥を舞台にしたいと民俗学にも造詣が深かった滑川にとって魅力あるテーマのひとつだったことが窺われる。日暮里公演および弘前公演の詳細は不明だが、1995年前後と推定される。
- 上演団体 / 個人
- 滑川五郎/ アウストロアーツアソシエーション
- 演出 / 振付
- 滑川五郎
- 会場
- 日暮里サニーホール
- 上演年
- 1995
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荒覇吐 – あらはばき – 洞窟篇
EARTH WORKS DANCE PROJECT。
1986年に大谷石地下採掘場跡で「アボリジニィ」を上演した滑川五郎は、東京を拠点に活動していたが、1996年、自身の舞台を方向づけた大谷町に拠点を移す。
空間に活かされる形、空間に身体を任せる舞台を求め、太古の呼吸を感じたという大谷資料館で、再び総合舞台を創出。チラシには「古代人の見た宇宙、魂のプロメテウス」とある。
「アラハバキ」とは、主に東北地方から関東地方で信仰されてきた謎の包まれた神のこと。
- 上演団体 / 個人
- 滑川五郎/ アウストロアーツアソシエーション
- 演出 / 振付
- 滑川五郎
- 会場
- 大谷石地下採掘場跡
- 上演年
- 1998
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天地(あめつち)
サンフランシスコ舞踏フェスティバルの参加作品。前年のポーランドに続く海外公演だが、舞踏が世界に広がってゆく中で元藤燁子が果たすべき活動も見えてきた。身体が天と地をつなぐという元藤燁子の壮なるイメージは、舞踏によって生の全体性を回復しようとする思想へとつながり、本作品が構想された。主演の元藤はロープを使い天と地をつなぎスケールの大きい作品となった。
- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- 元藤燁子
- 会場
- フォートメイソンズ・コーウェルシアター
- 上演年
- 1996
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アボリジニィ
山海塾の創設メンバーの一人、滑川五郎(1950-2012)の初の独舞公演。前年9月のシアトル公演中に事故死した山海塾のダンサー・高田悦志への追悼を込めた舞台だった。1987年に山海塾を離れ独立する滑川の、舞台の方向を決めた公演となる。
大谷資料館の巨大な地下空間に大谷石650個、竹200本等を使った大掛かりな舞台がつくられ、舞台の一体感と防寒を兼ねた演出として、観客はコシノジュンコがデザインした衣装を着て、移動しながら観覧した。
- 上演団体 / 個人
- 滑川五郎/ アウストロアーツアソシエーション
- 演出 / 振付
- 滑川五郎
- 会場
- 大谷資料館 大谷石地下採掘場跡
- 上演年
- 1986
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ABSENCE ( 不在 )
有科珠々舞踏作品。
『ABSENCE (不在)』は、有科珠々が2005年にパリで制作した2人の出演者による舞踏作品です。2005年、ニューカレドニア・ヌメアのチバウ文化センター(Centre culturel Tjibaou)で上演され、同国初の舞踏作品としてメディアで話題になりました。全60分、二部構成。一部は有科珠々が演じる幽閉された古代の姫の孤独を描いたソロ。二部では保坂一平と共に、暴力と性愛の狂気を二人の身体で表現します。深く内面に沈み込むと同時に、神秘的で美しい魅力を持つ作品として高い評価を受けました。
映像収録は2005年12月、ニューカレドニアにて。
上演歴:
2004年11月 l’Espace Culturel Bertin Poirée(パリにて初演)
2005年6月 l’Espace Culturel Bertin Poirée(パリ)
2005年12月 Le Centre culturel Tjibaou, Nouméa, Nouvelle Calédonie
ニューカレドニア・ヌメアのチバウ文化センターはパリのポンピドゥー・センターを設計した建築家、レンゾ・ピアノが構想・設計した特殊な建物で、ヌメアのランドマークの一つです。毎年プログラムされるシーズンの大トリとしてここに招聘されたことは有科珠々のフランスでの活動の一つの山となっています。
- 上演団体 / 個人
- Dance Company NUBA
- 演出 / 振付
- 有科珠々
- 会場
- チバウ文化センター
- 上演年
- 2005
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After Lunch
ケイ・タケイは1969年にザ・ナショナル・シェイクスピア・カンパニーの本拠地であるキュビクロ劇場で「LIGHT, Part 1」を初演し、ニューヨークデビューを果たした。同年、同じ劇場で「ランチ」を発表。それから6年後、「ランチ」の後ということで、「アフターランチ」を発表した。
- 上演団体 / 個人
- Kei Takei’s Moving Earth
- 演出 / 振付
- ケイ・タケイ
- 会場
- ニューヨーク大学芸術学部
- 上演年
- 1975
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アバカノヴィッチへの手紙〜沈黙する肉体
元藤燁子は前年アスベスト館で「アバカノヴィッチへの手紙」を上演。そのアバカノヴィッチと元藤の共同作品が、広島市現代美術館で改訂版として再演され、戦争体験をもとに人間存在を問う作品として、同館の被曝50周年記念展のオープニングを飾った。本作は、「沈黙する肉体」のサブタイトルをもって、アバカノヴィッチの人体彫刻の無名性を舞踏の人体をもって表現しようと、情感を排し裸体で顔を隠した男性舞踏家の群舞で演じられた。

- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- 元藤燁子、マグダレーナ・アバカノヴィッチ
- 会場
- 広島市現代美術館
- 上演年
- 1995
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アバカノヴィッチへの手紙
元藤燁子は前年の広島市現代美術館での公演で、野外彫刻として設置されていたアバカノヴィッチの彫刻作品にインスパイヤーされて踊った。その記録映像を見たアバカノヴィッチ自身から元藤のもとに共感のメッセージが届いた。その後、二人は国境を越えて手紙をやりとりして、創造について語り合った。抑圧された精神を内蔵する匿名の群像を舞踏の身体でどう表現できるのか。かくして、二人の演出・振付による舞踏作品が生まれた。
- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- 元藤燁子、マグダレーナ・アバカノヴィッチ
- 会場
- アスベスト館
- 上演年
- 1994
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あなたはわたし
サックスのシンプルな呼吸から触発され、自然に出来上がった作品です。
わたくしの場合は音がとても重要な起爆剤になります。
サックス奏者と今ここでたったふたりで創り上げていく歓びがわたくしの體を通して溢れています。
そこから、あなたはわたし、わたしはあなた、わたしはすべて、すべてはわたし、あなたはすべて、すべてはあなた‥。
どんどん統一意識に近づき、祈りが生まれました。
京ラクシュミー座 定例公演(二)「こんちきちん~」にて上演された。(他の出演者と演目:金谷暢雄「祇園祭の私」 / 松田美和子「花乱(KARAN)」 / 袋坂ヤスオ「少女AのB面」)
- 上演団体 / 個人
- Rosa ゆき
- 演出 / 振付
- Rosaゆき
- 会場
- 京ラクシュミー座
- 上演年
- 2024
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あざみの歌
夕日を浴びて畑から馬車に乗って帰宅する少女たち、威勢よく滑走するたくましい少女たちの姿に感動とインスピレーションを受けた作品。
1961年にユバ農場に入植した小原明子が弓場農場で創作した最初の踊り。弓場農場での初演以後、日本公演やブラジル全土で上演された。
映像は1990年収録。
- 上演団体 / 個人
- ユババレエ団
- 演出 / 振付
- 小原明子
- 会場
- 弓場劇場(ブラジル)
- 上演年
- 1990
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青森県のせむし男
本作品は1967年に寺山修司が主宰する演劇実験室「天井棧敷」の旗上げ公演として上演されました。
寺山作品初期に見られる母子の愛憎、寺山自身と母との確執をモデルに描いた作品となっています。
B機関は演劇と舞踏の融合を目的として舞踏家の点滅が2016年から2023年まで主宰した演劇舞踏ユニットです。本作品は2017年に上演されたその第二回公演となっております。
2021日本演出者協会若手演出家コンクール優秀賞(点滅)。
- 上演団体 / 個人
- 点滅
- 演出 / 振付
- 点滅
- 会場
- ザムザ阿佐ヶ谷
- 上演年
- 2017
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青空舞踊家 ギリヤーク尼ヶ崎
大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎は青空舞踊公演と銘打って世界中で踊った。1978年から新宿新都心超高層ビル街三井ビルディング広場でほぼ毎年秋におこなった公演はその原点と言える。本映像は2002年10月13日公演の全編を収録している。ギリヤークが題目を書いた布を示して観客に演目を告げ、踊る構成が繰り返される。観劇料はなく投げ銭である。終演後に観客が地面に投げられたおひねりを集めて、ギリヤークを手伝う姿が収録されている。
- 上演団体 / 個人
- ギリヤーク尼ヶ崎
- 演出 / 振付
- ギリヤーク尼ヶ崎
- 会場
- 新宿三井ビルディング広場
- 上演年
- 2002