ダンス映像インデックス
2023-2025年度EPAD事業で収集した373点の映像のデータベースを公開しています。
作品一覧
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芸術劇場 肉体の表現者たち〜舞踏フェスティバル85から
1985年に日本で初めて開かれた舞踏フェスティバルを特集したNHKの「芸術劇場」。フェスティバルは日本文化財団の主催で「舞踏懺悔録集成―七人の季節と城」と銘打って14日間にわたって7組の公演が行われた。舞踊評論家の合田成男による舞踏の紹介、土方巽の語りを始め、大駱駝艦「五輪書―根・柱・節―」、大野一雄・大野慶人「死海―ウインナーワルツと幽霊―」、田中泯+舞塾「晝の月」の公演映像を、インタビューを交えて収録。
Butoh Festival ’85開催:1985年2月9日~27日
収録場所:有楽町朝日ホール(大駱駝艦、大野一雄・大野慶人)、新宿文化センター(田中泯+舞塾)
- 上演団体 / 個人
- 日本文化財団
- 上演年
- 1985
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劇団態変&大野一雄コラボレーション 宇宙と遊ぶ
AI・HALL自主企画 Vol.70。
1994年5月に続く2度目の劇団態変&大野一雄の顔合わせ。1部が劇団態変による『霊舞』(作・演出:金満里)、2部に大野一雄・大野慶人による舞踏、3部が大野一雄・慶人と劇団態変のコラボレーション。
- 上演団体 / 個人
- 劇団態変
- 演出 / 振付
- 金満里、大野一雄、大野慶人
- 会場
- 伊丹アイ・ホール
- 上演年
- 1996
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月下の畝
北方舞踏派公演。
「月光を浴びて 私は立つ
種子のいのち、いのちの種子は / 確実に封印されるであろう
夜、蝶たちは / 海峡を渡るという
私がおどるのではなく、すでに / 肉体はおどりへ誘われているのだ
無数の満月と 永遠の血の交換が / 為されているように
そのように舞踏は舞踏されればよい」(ビショップ山田 プログラムより)
- 上演団体 / 個人
- 北方舞踏派
- 演出 / 振付
- ビショップ山田
- 会場
- 道新ホール(札幌)
- 上演年
- 1982
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ゲリラ・クヨクヨがおんねん
行政の不手際で若干30歳で非業の死をとげた役者ゲリラ・クヨクヨの追悼公演。

- 上演団体 / 個人
- 劇団態変
- 演出 / 振付
- 金満里
- 会場
- 吹田市民会館
- 上演年
- 1985
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幻想の地誌学Ⅱ
文化庁国際芸術交流支援事業 東京国際芸術祭参加。
谷川渥『幻想の地誌学』をベースにした公演であり、1998年に続く2作目となる。「私は誰か?」と問うことは、もう一人の私を追い求める、探索の旅。影のような男の背中を追いかけ、さまざまな世界をさまよう。和栗と堅田(東雲舞踏)以外の出演者は、20代の若手やパントマイムグループSOUKIなど初めて舞踏に挑戦する。和栗の創作の基礎となる舞踏譜を用いながら、土方舞踏の根幹の一つでもある「変容」に取り組んでいる。
- 上演団体 / 個人
- 好善社
- 演出 / 振付
- 和栗由紀夫
- 会場
- 六本木オリベホール
- 上演年
- 2001
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現代ダンス狂言 巷かくるる八百万の~狐の巻
上田遥ダンスリサイタル2。
オリジナル台本・全編オリジナル曲・生演奏で送る現代ダンス狂言。演劇、バレエ、人形劇を結びつけ、ダンサーは演者と黒子の二役をこなし、台詞も言えば歌も歌う。道化の狐を進行役に、コミカルでファンタジックに現代日本を描く。前半の第一巻「ひとめぼれ一世一代純情篇」は1995年に初演し好評を博した狐と兎の恋を描く作品の再演。第二巻の新作「冬枯れ望郷篇」では、金満家の狸と庶民の狐との悲喜こもごもを綴る。1997年度(第29回)舞踊批評家協会新人賞受賞。
「ひとめぼれ一世一代純情篇」あらすじ(狂言の大曲「釣狐」をヒントとする)
誰からも忘れかけられている都会の稲荷に住む古狐。かつての恋女房は、人間の銃弾で生命を落とし、自由に遊び回って過ごした林や小川も、都市開発のもと、コンクリートのビルの下に消えていった。
そんな稲荷に、芸者に姿を変えて生きているウサギが、月に帰ることを願って参拝に来ていた。そのウサギに一目惚れした古狐は、歌舞伎役者の団十郎に変身して、ウサギに思いを告げ、2匹は結ばれる。
そして、古狐は自分の力の源である尻尾を引っこ抜き、ロケットへ変身させ、ウサギを月に返してあげる。もはや、息もたえだえの古狐は稲荷の中へ消えていく…。
- 上演団体 / 個人
- 上田遥
- 演出 / 振付
- 上田遙
- 会場
- 青山円形劇場
- 上演年
- 1997
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好色69代女〜西鶴もどき
日本文化の研究者のジョン・ソルトの演出で、井原西鶴の「好色一代女」を下敷きにした舞踏作品。江戸時代に生きた人たちの感情を舞踏表現に昇華することを目指して、主演の元藤燁子にとっても新境地というべき作品となる。三味線と唄の西松布咏を客演に迎え、高田恵篤とアスベスト館の舞踏手たちが加わり、小唄、端唄、地唄、それに現代詩で西鶴の男と女の世界を現代に生かした作品。

- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- ジョン・ソルト、元藤燁子
- 会場
- アスベスト館
- 上演年
- 1999
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荒漠器(こうばっき)―かくも人間的なる廃墟
工藤丈輝ソロ舞踏公演。
2010年12月東京初演。あらゆる歴史的過去から切り離され、縹渺とした現代性の荒野に生きる人間の状況を直截的な手法で浮き彫りにしたもの。大災害や破滅を示唆する舞踏は、間もなく起きる大震災や放射能汚染を予知したものとも評された。欧米やロシア、ウクライナ、イスラエル、メキシコ、インドネシアでも上演され極度に乾いた世界観は各地で衝撃を与えている。
- 上演団体 / 個人
- 工藤丈輝
- 演出 / 振付
- 工藤丈輝
- 会場
- Space 雑遊
- 上演年
- 2010
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小懺悔
1985年に開催されたButoh Festival '85(『舞踏懺悔録集成』ー七人の季節と城ー)にて上演された。プログラムの五井輝の言葉には次のようにある。
「夢うつ太鼓の雄叫びに / 肉は舞えども 心は踊らず / 陽光と陰影の 狭間で揺れる肉体は / 現し世の陽炎 / 形骸と化した肉体は / 醒めた欲望を蜂起する
あらかじめ失われた夢から / 解き放された肉体は / 吹き晒しの孤舞となる」
「小懺悔」というタイトルには、肉体を土壌に戻し、腐らせ、そこからもう一度掘り起こすという発想が込められている。

- 上演団体 / 個人
- 日本文化財団
- 演出 / 振付
- 五井輝
- 会場
- 有楽町朝日ホール
- 上演年
- 1985
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この世は儚い地下の楽園
Tokyo Real Underground(Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13)参加作品ー川口隆夫ディレクション企画「舞踏 ある視点」。
人気コンテンポラリー・ダンサーの伊藤キムが繰り広げる秘密のパーティ、あるいは一夜の夢のようなパフォーマンス。伊藤ならではのユーモア、けれん味、アングラのイメージがエネルギッシュに炸裂する、見所たっぷりの49分の映像作品。伊藤キムとサックスの梅津和時の共演に加え、11名のダンサーたちが「東京令和アングラダンサーズ」として荒唐無稽に狂喜乱舞。
「Tokyo Real Undergraoud」の会期:2021年4月1日~8月15日
- 上演団体 / 個人
- 伊藤キム
- 演出 / 振付
- 伊藤キム
- 会場
- 旧博物館動物園駅にて撮影
- 上演年
- 2021
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Commercial Eruption
中馬芳子が取り上げるのは、アンディ・ウォーホルが口にした「名声の15分」。1980年代の論理に照らして誇張し、与えられるのは15分ではなくたったの10秒である。その中で様々な主人公達があの手この手で自分や個人的に手本とする人を売り出す。肥大化する資本主義の広告戦略への言及に、批判と皮肉が入り混じる。

- 上演団体 / 個人
- 中馬芳子
- 演出 / 振付
- 中馬芳子
- 上演年
- 1982
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これは具体か?
Tokyo Real Underground(Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13)参加作品ー川口隆夫ディレクション企画「舞踏 ある視点」。
台湾のアーティスト、リヴァー・リンによる、戦後日本に生まれた先駆的芸術運動「具体(具体美術協会)」について、特に田中敦子、白髪一雄、村上三郎、嶋本昭三らの作品を参照したオンラインパフォーマンス。また、C-Lab (Contemporary Culture Lab Taiwan)との共同制作作品として2020年に台北で上演されたパフォーマンス作品『具体美術宣言と踊る』のドキュメンテーション、TRUアーティスティック・ディレクター川口隆夫とのトークを収録。
本作品はオンラインでのパフォーマンス&トーク後も「Tokyo Real Underground」の会期(2021年4月1日~8月15日)中、初回配信日から会期終了まで視聴できた。
- 上演団体 / 個人
- 特定非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想
- 演出 / 振付
- リヴァー・リン (林人中)
- 上演年
- 2021
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魂魄
石井みどりの初期の作品に「ひめゆりの塔」があるが、時を経て直接的な表現から抽象的な表現に昇華させた作品が「魂魄」。フォーレのレクイエムを使用した鎮魂の舞で、戦争の悲惨さを憂い、また人々を踊りや音楽で癒したい気持ちが強く表れた作品である。石井は戦時中、作曲家古関裕而等と共に東南アジアに慰問公演にも行き、国内でも舞踊団として慰問公演を数多く行った。

- 上演団体 / 個人
- 石井みどり・折田克子舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 石井みどり
- 会場
- 郵便貯金ホール
- 上演年
- 1987
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泉勝志ダンスオペラⅠ 午后の饗宴
昭和五十五年度文化庁芸術祭参加作品。折田克子が演出・振付し、泉勝志のダイナミックな構成力とナイーブな細部を見事に引き出している。肉体に共棲する基督と猶太の混沌を最も深刻に自覚する舞踊家、泉勝志にとってこの世紀末に訪れた凪いだ時代は、逆説的にふさわしい。孤高の存在として饗宴を主幹し、舞台で風を切り駆走しなければならない真の悲惨が予定されている。饗宴は招集されたばかりである。テス・ダンスシリーズ No.21 。

- 上演団体 / 個人
- 石井みどり・折田克子舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 折田克子
- 会場
- 赤坂草月ホール
- 上演年
- 1980
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GOYA: La Quinta del Sordo [ゴヤ- 聾者の家]
戦争の惨禍を通し人間の悲喜劇を描いたゴヤの版画から着想を得た「サイレント・オペラ」。ヒトラー政権下のユダヤ人迫害を題材に作曲されたライヒの「Different Trains」が使用され、踊り手達は椅子に縛られたままで、運命は変えられないことを暗示する。終わらない惨劇に目を向けるためにも、こういう作品が必要だと古川が指摘している。
Act 1:朝(使用曲:スティーヴ・ライヒ「Different Trains」―1.アメリカ-戦争前 2.ヨーロッパ-戦時中)
Act 2:昼(使用曲:スティーヴ・ライヒ「Different Trains」―3.戦後)
Act 3:夜(使用曲:ロッシーニ「セビージャの理髪師」)
使用テキスト:フランツ・カフカ![GOYA: La Quinta del Sordo [ゴヤ- 聾者の家]](https://video.dance-archive.net/jp/wp-content/uploads/2025/01/s_anzu_goya.jpg)
- 上演団体 / 個人
- 古川あんず
- 演出 / 振付
- 古川あんず
- 会場
- loplop (Berlin)
- 上演年
- 1999
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Golden Powder Show 1993
金粉ショー。1989年のベルリンの壁崩壊の後に、前衛アーティストたちによって占拠され、ベルリンカウンターカルチャーの中心となった旧東ベルリンのタヘレス劇場(1990-2012)に招待され、上演されました。ダンスへの補助金がほとんど出なかった70年代、80年代に舞踏家の多くはキャバレーダンスによって、生活費や公演の制作費用を稼いでおり、金粉ショーはキャバレーダンスのハイライトとも言えます。
- 上演団体 / 個人
- tatoeba
- 会場
- タヘレス劇場
- 上演年
- 1993
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ささやかに幸福・ELCK
1991年5月24日・25日に開催された「米井澄江ダンスパフォーマンス'91」より、24日に上演された「ささやかに幸福(しあわせ)」「ELCK(エルク)」を収録。25日には、この2作の他、新作「Inevitable Fate」等が上演された。
ささやかに幸福(しあわせ):1988年初演。60分。1988年度第20回舞踊批評家協会賞を受賞。ブレヒトの長編詩に導かれ、5組のカップルが繰り広げる人間模様。世の中、予期せぬことは突然やってくる。せめて今の現実を幸せと思おうではないか。
ELCK(エルク):1989年初演、40分。オランダ語で「みな・それぞれ」を意味するブリューゲルの同名絵画から発想を得る。「壊れた地球の上に立ちながらこの世の物体に無駄に欲張る人々。」イヴさえリンゴを食べなかったら…。
- 上演団体 / 個人
- 米井澄江
- 演出 / 振付
- 米井澄江
- 会場
- 草月ホール
- 上演年
- 1991
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ささらもさら
「ささらもさら」とは、広島弁で“滅茶苦茶”の意。広島は、1945年、原子爆弾によって滅茶苦茶にされた。一瞬の光が全てを絶滅するかのように変えてしまった。作品テーマは、「原爆の過去、現在、未来」。原爆そのものを描くのではなく、それによって引き起こされた、人々の悲しみ、憎しみ、恐怖、怒りといった複雑な感情と、歴史的にも世界的にも止むことのない不条理な状況を、普遍的イメージとして舞踏化した作品である。

- 上演団体 / 個人
- 川本裕子(東雲舞踏)
- 演出 / 振付
- 川本裕子
- 会場
- d-倉庫
- 上演年
- 2016
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『サティ~ママコ~スル』 ~「マニュアル・ウェイター」ほか
ママコ・ザ・マイム『サティ~ママコ~スル』、1988年の静岡公演より。
ピアニストの大村陽子の企画で、「ジムノペディ」などのエリック・サティの曲に導かれて創作した。
上演作品は次のとおり。
曲芸師 / ワープロとバーコードの間で眼を悪くした思いやり / 茄子の形をした日本人と豆の形をした外国人労働者 / マニュアル・ウェイター / ガラスの城- 上演団体 / 個人
- ヨネヤマママコ
- 演出 / 振付
- ヨネヤマママコ
- 会場
- 静岡市民文化会館
- 上演年
- 1988
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三
Tokyo Real Underground(Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13)参加映像作品。
舞踏の誕生に深く関わった3人の舞踏家——土方巽、大野一雄、大野慶人の代表作を現代のダンサーが完全コピーする。踊り手の川村美紀子、川口隆夫、松岡大は、舞踏の精神を現代の手法で鋭く反応する、当代きっての3人。川村が土方巽の『疱瘡譚』、川口が大野一雄の『ラ・アルヘンチーナ頌』、松岡が大野慶人の『土方三章』を厳密に再現した。アーカイブ映像の慎重な分析と真摯な稽古によって、舞踏をいま・ここに引き継ぐ試みである。
「Tokyo Real Underground」会期:2021年4月1日~8月15日
- 上演団体 / 個人
- 特定非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想
- 演出 / 振付
- 飯名尚人
- 会場
- 旧博物館動物園駅にて撮影
- 上演年
- 2021