ダンス映像インデックス
2023-2025年度EPAD事業で収集した373点の映像のデータベースを公開しています。
作品一覧
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<ダンスオーラルヒストリー> 芙二三枝子の「駈込」を語る
古い舞踊記録映像を見ながら、直接の関係者が体験を語るダンスオーラルヒストリー。本編の語り手である馬場ひかりは、幼少期から芙二三枝子に師事し、芙二三枝子舞踊団の海外ツアーにも参加、ニューヨークでの活動後、帰国してからは歌劇の振付等も手掛ける。2001年には芙二の代表作のひとつであるソロ作品「駈込」を芙二自身から振り移された。

- 上演団体 / 個人
- 特定非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想
- 上演年
- 2026
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風の景色-上海-
昭和58年度文化庁助成による現代舞踊公演にて上演。1980年代の折田は、台本・今野裕一、美術・前田哲彦、照明・沢田祐二等々をブレインに迎え、作品を展開していた。
風に色があるか否かは知らないが
うつろう風のなかには、確かにそれぞれの景色が棲んでいる。
風の景色を見た時から人は踊りを知る。
しあわせなことに景色を見たのが、少年の頃であれば、少年は
必ずダンサーになる。
だが不幸なことに、知らなければ何事もなく終わってしまったで
あろう人生のなかばで風の景色を知ってしまった人は哀しい。
- 上演団体 / 個人
- 石井みどり・折田克子舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 折田克子
- 会場
- 簡易保険ホール
- 上演年
- 1983
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風よ、何を運ぶ
本公演のタイトルは、「風よ何を運ぶ 私の肩には重すぎる荷物か〜」という詞章が掲げられていることによる。公演では、元藤燁子のソロと元藤の弟子の柳川圭子のソロが上演された、柳川は若年時にバレエを習得して、その後アスベスト館に入門、元藤に師事して舞踏を始めた。「アバカノヴィッチへの手紙」など元藤作品にも出演し、自らのソロ作品もあるが、本公演で初めて師の元藤と二人での舞台となった。
- 上演団体 / 個人
- アスベスト館
- 演出 / 振付
- 元藤燁子、柳川圭子
- 会場
- アスベスト館
- 上演年
- 2001
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かたしろ
近松祭in長門’94参加作品。
山口県長門市は、近松門左衛門生誕の地であるとの伝説が語り継がれ、「楽棧敷(がくさじき)」という野外劇場のある赤崎神社を有する。1994年に市制40周年を記念して、「近松祭in長門’94」を開催、ドナルド・キーンによる記念講演や地芝居公演、人形劇による「子供近松劇場」など様々なイベントが開催された。そのオープニングとして、滑川五郎構成・演出により「楽桟敷」の構造を使いきった公演が行われた。- 上演団体 / 個人
- 滑川五郎/ アウストロアーツアソシエーション
- 演出 / 振付
- 滑川五郎
- 会場
- 赤崎神社楽桟敷(山口県長門市)
- 上演年
- 1994
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彼方への風 ー舞踏とパフォーマンス
舞踏の現場’98 in KYUSHU。HIJIKATA TATSUMI '98参加作品。
土方を通して土方の彼方へ。私を通して私の彼方へ。舞踏の現場、舞踏の現在はこの私の肉体の裡にある。ー原田伸雄 (公演フライヤーより)
ー元藤燁子はこれが九州初ステージ
ー関連イベント:1998年10月24日 舞踏の現場’98 第二企画 NON-STOP-BROWING(会場 警固公園)
- 上演団体 / 個人
- 舞踏靑龍會
- 演出 / 振付
- 原田伸雄
- 会場
- NTT夢天神ホール
- 上演年
- 1988
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彼女
第15回国際マイムフェスティバル(フランス・ペリグー)参加作品。音楽はマリア・カラスとバッハのアレンジのみで構成。
「肉体の絶対的なコントロール、その信じ難い力と同時に肉体の極限的な脆さをも示す」(フェスティバルアートディレクター ペーター・ビュ / 「フィガロ紙」1997/8/7)、「数光年分のステレオタイプを持つ女性像、それをすみずみまで探索する。誰もがそこに居合わせる。驚くべき方法で全身を変貌させながら心の状態を語る」(「デュ・テアートル」1997/秋号 NO.18)と評され、6か国25回巡演。
- 上演団体 / 個人
- 上杉満代
- 演出 / 振付
- 上杉貢代
- 会場
- パラス劇場(フランス)<br />
- 上演年
- 1997
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花粉革命
第 12 回日本ダンスフォーラム賞受賞。
2001年にシアタートラムで初演され、海外でも高い評価を得た舞踏家・笠井叡の独舞の代表作『花粉革命』。同作を、息子である笠井瑞丈の身体で再演した。上演の度に、演出・振付に手を加え、熟成されてきた作品を、次代の表現者に引き継ぐ試み。
参加フェスティバル:
2018年1月4日・5日 コンテンポラリー・ダンス・フェスティバル:日本と東アジア ジャパンソサエティ ニューヨーク
2020年3月 メルボルン公演
2022年 第4回HOTPOT東アジア•ダンスプラットフォーム
- 上演団体 / 個人
- 天使館
- 演出 / 振付
- 笠井叡
- 会場
- シアタートラム
- 上演年
- 2017
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噛む
厚木凡人ダンスリサイタル。ポストモダンダンス台頭のニューヨークから帰国後の第一作目で、全4章約1時間15分の作品。第一回批評家協会賞受賞。
公演プログラムには、次の文章が掲載されている。
豪華で荒涼たるショーウインドーのそばを押し流されていく生命/凍りついたショーウインドーのガラス
生命の精神部分は/水アカのように遊離し/脱出する
噛むということは/殺害行為/噛む/噛みつづける/噛みつづけている間 服を着ていすに腰かけ/ナプキンで口を拭く
- 上演団体 / 個人
- 厚木凡人
- 演出 / 振付
- 厚木凡人
- 会場
- 虎ノ門ホール
- 上演年
- 1969
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神居 ーカムイー 石を狩り空を知る
五井輝独舞公演。2008年5月に死去した五井の遺作。白い石をいくつもいくつも荷車に積み曳いてゆく姿が印象を残した。チラシには、「Don't cry boy- Last round」とある。

- 上演団体 / 個人
- 五井輝
- 演出 / 振付
- 五井輝
- 会場
- テルプシコール
- 上演年
- 2007
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身体の話 / 肉の言い訳
第4回OSAKA DANCE EXPERIENCE・DANCE BATTLE ~ダンス以前・ダンス以後~参加作品。
伊藤キム「身体の話」:
ひとつの身体から、様々な質感が次から次へと現われてえは消えていく、その変化の面白さ。機械的で硬質なもの、水のように滑らかな動き。空気のように漂う等々。伊藤キム独特のシャープで流れるような動きを存分に折り込んだ、即興性の強いソロ作品。
ヤザキタケシ「肉の言い訳」:
理性と本能、笑いと怒り、緊張と緩和、まじめと不まじめ、自己と非自己、芸術性と娯楽性。様々なバトルが繰り返される一個の肉の悲しくおかしい物語。
- 上演団体 / 個人
- TORII HALL
- 演出 / 振付
- 伊藤キム / ヤザキタケシ
- 会場
- TORII HALL
- 上演年
- 1998
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カルミナ・ブラーナ、 エターナル・ナウ、アルマ・ベッラ
邦正美は1964年にカリフォルニア州立大学フラトン校の演劇学科准教授に就任、後に舞踊学科を創設し、学科長を務めた。邦の舞踊教育は全人的成長を促すことを主眼とし、学生達が「踊りの道具」となることなく、踊りを通して創造性を育むことを旨としていた。「カルミナ・ブラーナ」は1966年11月に邦が4場面を振付けたものの再演。「Eternal Now」は「カルミナ・ブラーナ」と共に66年11月に上演された作品「Dance No. 3-18-6」からの一景。「Alma Bella」は美しい魂の奥にだけ見出せる美とシンプルさを主題とした作品である。

- 上演団体 / 個人
- 邦正美創作舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 邦正美
- 会場
- 邦正美
- 上演年
- 1967
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Foi Carmen Miranda -カルメン・ミランダ 大野一雄へのオマージュ
サンパウロを拠点に活動する現代演劇のリーディングカンパニー「テアトロ・マクナイマ」のダンスシアター。テアトロ・マクナイマ主宰のアントゥネス・フィーリョと大野一雄とは、1980年にナンシー国際演劇祭で互いの作品に感動して以来、生涯にわたり深い交流があった。この作品は「大野一雄へのオマージュ」として、20世紀ブラジルの最も著名な歌手で映画俳優のカルメン・ミランダを通して、大野一雄の芸術を照射する。少女のカルメン、若いカルメン、中年のカルメン、老いたカルメンを女性ダンサーたちがそれぞれ演じた。27日の千秋楽にはカーテンコールで車椅子の大野一雄が登場した。
ー大野一雄フェスティバル関連プログラム
- 上演団体 / 個人
- 大野一雄舞踏研究所
- 演出 / 振付
- アントゥネス・フィーリョ
- 会場
- BankART Studio NYK
- 上演年
- 2005
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関西TV ノックは無用
関西テレビで放映されていた公開トーク番組「ノックは無用」に白虎社が出演した。番組は横山ノックと上岡龍太郎が司会を務め、毎週土曜日に放送された。この収録で上岡に気に入られ、白虎社は他のTV番組にも呼ばれるようになり、テレビ、映画、ミュージックビデオなど活動の場をひろげた。80年代、白虎社はそのインパクトから舞踏グループとしてはメディアへの露出が多く、舞踏公演を見ない層にも知られた存在だった。

- 上演団体 / 個人
- 白虎社
- 演出 / 振付
- 大須賀勇
- 上演年
- 1984
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黄色い時間
1959年初演。9つの群舞作品で構成されている。「カテゴリー」と題された5つの場面は空間形成による抽象的な運動で表現し、他の4つは具象的なサブタイトル(愛情配置、特売場、平和利用、告別式)の題材から作品を構成している。1960年前後の社会不安が作品のモティフになり、平和への願望が強く表現されている。無音の8mm映像とオープンリールの音声が別々に残されている。映像の音声は、邦正美自身により創作され、上演に使用された音源を邦正美創作舞踊研究所の監修により無音映像にミックスしたもので、実際の公演とは異なっている。

- 上演団体 / 個人
- 邦正美創作舞踊研究所
- 演出 / 振付
- 邦正美
- 会場
- 都市センターホール
- 上演年
- 1961
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<ダンスオーラルヒストリー> 邦正美の「黄色い時間」を語る
古い舞踊記録映像を見ながら、直接の関係者が体験を語るダンスオーラルヒストリー。本作では、1951年から邦正美に師事し、1959年に独立して札幌市に舞踊研究所を開設、その後、94歳の今(2026年1月)に至るまで現役の創作舞踊家として作品を発表し続けている能藤玲子が、邦の代表作「黄色い時間」について語る。邦が指導した「舞踊身体育成法」の内容や、作品創作に関わる邦の姿勢など、直接指導を受けた者ならではの話を聞くことができる。

- 上演団体 / 個人
- 特定非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想
- 上演年
- 2026
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記憶の海 (The Sea of Memoriz)
第12回グラーツ国際ダンスシアターフェスティバル参加作品。人は誰でもこの世を去る時二つのタイプに分かれます。憎しみを持ってこの世とお別れをする場合と、いろいろあったけど水に流して楽しい思い出だけに包まれようとする場合に分かれます。実は人は記憶を書き換えるらしいのです。書き換えられ離れていた二人の心の溝も埋まり、この世を離れる時二人の蟠りは無くなっているです。

- 上演団体 / 個人
- 金沢舞踏館
- 演出 / 振付
- 山本萌、白榊ケイ
- 会場
- Theater im Palais(オーストリア)
- 上演年
- 2003
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希望
昭和61年度文化庁芸術祭参加作品。
開けてはいけない箱を誘惑に負けて開けてしまったパンドラ。箱から飛び出した災いと希望が現代の芸能界を舞台に繰り広げられる。
不幸、病気、欲望、絶望、嫉妬などさまざまな災いに見舞われる人々。
どん底まで落ちた人々にも最後の最後には必ず希望がある。
それぞれの災いを乗り越えて希望へとたどり着く人々。
- 上演団体 / 個人
- 若松美黄・津田郁子自由ダンス
- 演出 / 振付
- 若松美黄、津田郁子
- 会場
- 読売ホール
- 上演年
- 1986
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奇妙な孤独
一人の女と一人の少女が、出会い、互いの分身であるように、2本の樹木の上に横たわり、時を過ごす。眠り、言葉を交わし、外界へのイメージを広げる。ここはどこなのか、聞こえる声が時間を呼び起こす。孤独だけれど満たされている二人の遊びは、人の根源的な信頼と出会いを育て、この奇妙で孤独な遊びが世界へのドアを開けていく。

- 上演団体 / 個人
- 山田せつ子
- 演出 / 振付
- 山田せつ子
- 会場
- スパイラルホール
- 上演年
- 2005
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奇妙な魚
エディンバラ・フェスティバル・フリンジ参加作品。
「Curious Fish - 奇妙な魚」は2001年、サンフランシスコ舞踏フェスティバルにて初演。その夏のエジンバラ・フェスティバル・フリンジで5つ星を獲得した。
このダンス作品は水俣病と水銀中毒に着想を得ている。1970年代、日本では多くの場所で高度経済成長が引き起こした深刻な環境汚染に見舞われていた。ひどい悲劇の中、特に河や海は奇形の魚であふれた。猫や犬や鶏はそんな魚を食べ、死のダンスを踊った。そして人間もそれを口にしたのだ。この断片的ダンス作品はヒトになれなかった魂たち、この世に生まれ出ることが叶わなかった命へのレクイエムである。
- 上演団体 / 個人
- 桂勘
- 演出 / 振付
- 桂勘
- 会場
- ガレージ劇場(スコットランド)
- 上演年
- 2000
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Caddy! Caddy! Caddy! – ウィリアム・フォークナー・ダンスプロジェクト
2009 スピリット&プレース フェスティバル参加作品。
「Caddy! Caddy! Caddy!」は、フォークナーの小説『響と怒り』、『アブサロム、アブサロム!』、短編小説『エミリーへのバラ』の抽象的な描写を題材にしたライブサウンドスコアとダイナミックなインスタレーションを伴う作品です。
ダンスは、閉塞感、束縛、悲しみ、孤独、勇気を表現します。最終的には、ステージが無数の光の色の糸が空間に広がる息をのむようなフィナーレへと展開します。シンプルな照明の変化が、容赦ない時間の荒廃が人の存在(踊り)に干渉し、暗闇は語り、すすり泣き、笑いを伴った物語のリズムを照らします。
フォークナーの物語は、さまざまな声が合唱的に交錯し、非線形の複合体を形成します。これは、輪郭のぼやけた豊かな生命の原初の記憶であり、微妙な本質を喚起し、時間の認識を伴ったダンス作品として提示されます。
2007年3月1日 Los Angelesにて初演。
上演歴:
2007/3/1(Thu)~2007/3/5(Mon)REDCAT(アメリカ合衆国カリフォルニア州)
2009/11/8(Sun)~2009/11/8(Sun)The Toby (インディアナポリス美術館トビアス劇場)(アメリカ合衆国)
2016/11/5(Sat)~2016/11/6(Sun)ハマー美術館(アメリカ合衆国カリフォルニア州)
- 上演団体 / 個人
- 小栗直之
- 演出 / 振付
- Oguri
- 会場
- REDCAT、The Toby (インディアナポリス美術館トビアス劇場)、ハマー美術館
- 上演年
- 2007